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鶴岡工3年ぶり8強!大井導く/高校野球

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左前適時打を放った鶴岡工・大井はスタンドにガッツポーズ(撮影・大友陽平)
左前適時打を放った鶴岡工・大井はスタンドにガッツポーズ(撮影・大友陽平)

<山形大会:鶴岡工3-1新庄北>◇20日◇山形・天童市スポーツセンター野球場ほか

 鶴岡工が3番大井聖大(たかひろ)左翼手(3年)の3安打2打点の活躍で新庄北を3-1で下し、3年ぶりに8強入りした。大井は大会通算13打数8安打、打率6割1分5厘と好調のバットで13年ぶり甲子園を狙う。

 脅威の3番打者が鶴岡工を3年ぶりの8強に導いた。3回表1死一、三塁、打席に入る直前にスタンドの祖父辰雄さんの遺影を見つめた。「絶対に打つ」と心に誓って初球の外角直球をミートし、左前適時打で貴重な先制点を挙げた。

 5回にも1死二塁の好機で左前適時打を放ち、ダメ押しとなる3点目を挙げて5打数3安打2打点。今大会3試合で打率6割1分5厘、13打数8安打1本塁打8打点の大活躍だ。阿部和之監督(32)は「先制打は大きかった。大井はここに来てどっしりとしてくれている」とたたえた。

 辰雄さんは、鶴岡工で投手として活躍後、審判員として甲子園の土を踏んだ。大井が物心付く前に亡くなり、祖父のことは覚えていないが、聖大(たかひろ)という名は祖父がファンだった西本聖氏(日刊スポーツ評論家)からとったものだ。

 小学校までバスケットボールをしていた大井は、中学入学前に祖父が審判員として甲子園出場したことを聞き、野球を始めた。今でも試合後は、バットとともに仏前に手を合わせ結果を報告する。「今日は3本打って、(投手の)松浦を助けたよって報告します」と笑顔で話した。

 山形県勢は、94年に鶴岡工が初出場して以来、公立校の甲子園出場がない。冬に当時の映像を見た大井は「優勝っていいものだ」と決意を新たにしたという。準々決勝ではここ10年で7回の優勝を誇る酒田南が立ちはだかる。「1年生大会(05年秋)で山本斉(酒田南)とやって2-3で負けた。今度は打ってリベンジしたい」。3番のバットで13年ぶりの栄冠を手繰り寄せ、祖父と同じ甲子園の舞台に立つ。

[2007年7月21日13時44分 紙面から]


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