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仙台育英・佐藤由ヒヤリ

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ライナーが右手に直撃した佐藤由(中央)に駆け寄る仙台育英ナインら
ライナーが右手に直撃した佐藤由(中央)に駆け寄る仙台育英ナインら

 仙台育英(宮城)のプロ注目右腕、佐藤由規(3年)がヒヤリとした。7日、同校グラウンドで行われた一関学院(岩手)との練習試合で2回表無死一塁、ピッチャーライナーが右手親指付け根を直撃。降板を余儀なくされた。打撲で骨に異常はなかったが、死球で左手甲を亀裂骨折して挑んだ今春センバツに続き、またも本番直前にアクシデントが襲った。

 その瞬間、仙台育英ベンチに衝撃が走った。一関学院・佐々木亮右翼手(2年)のピッチャーライナーがマウンド上の佐藤由の右手を直撃したのだ。一塁方向に転々とするボールを追いかけ、自らグラブトスで送球しアウトにしたが、右手はしびれていた。

 「ボールを握ると、感覚がなかった」と言う。その後の投球練習は苦痛で顔をゆがませ、1球で終了した。心配したナインが次々とマウンドに集まった。状態を聞いた佐々木順一朗監督(47)は即座に交代を告げた。打者5人、わずか13球での降板だった。6月の練習試合はすべて観戦している兄史規さん(20)は「最近ではもっともいい立ち上がりだったので…」と心配した。

 不幸中の幸いで診断は打撲だった。クラブハウスで約2時間患部を冷やし、「まだ痛みはあるが、親指以外は力が入る。治療に専念して1日でも早く投げたい」と気丈に話した。8日の練習試合は大事を取って、登板は回避する。佐々木監督は「そりゃあヒヤッとしましたよ。またか、と思った。初戦(11日)は大丈夫だと思うが、開会式の日の状態による。投げての調整はできなくなった」と語った。またしても佐藤由に試練が訪れた。【塩谷正人】

[2007年7月8日11時49分 紙面から]


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