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金山10人で悲願、19年ぶり夏1勝だ

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31番の札を引く金山・高橋良主将
31番の札を引く金山・高橋良主将

 全国高校野球選手権山形県大会組み合わせ抽選会が29日、行われた。19年ぶりの夏勝利を目指す金山は、1回戦で村山農と対戦する。3年生6人、2年生4人の10人で臨む。負ければ3年生が抜け、部の存続も危ぶまれるが、悲願の1勝を目指す。初の甲子園出場を狙う第1シードの上山明新館は、酒田南が勝ち上がれば、いきなり初戦の2回戦で激突する。同じブロックには前回王者日大山形、東海大山形などが入り、大混戦が予想される。大会は7月13~25日まで山形県野球場ほかで行われる。

 目指すのは19年ぶりの夏1勝。抽選を終えた高橋良平主将(3年)は、「そこまで強い相手ではないし、自分たちのできる限りの戦いをして1勝したい」と意欲を見せた。

 主将が1勝にこだわるのには理由がある。同校は88年の第70回大会で加茂水産に14-0(1回戦)で勝利して以降、夏の白星から見放されている。「入ったときから勝っていないことは知っていた」というが、部員が生まれる前のことだ。また部員は3年生6人、2年生4人の10人。夏が終わり3年生が抜ければ、部の存続も危ぶまれる。「だからこそ今年勝っておきたい」と主将は語った。

 01年から金山中と中高一貫教育を実施しているため、部員はすべて、金山中出身。気心知れた仲だ。高橋良が中学時代は柔道部だったように全員が野球部出身ではない。しかし布施良介監督(28)が「野球が好きで、とにかく一生懸命やる子たち」と言うように、部員の野球への思いは強い。人数は少ないが、1人がボールに触れる時間は長くなると前向きにとらえ、打撃中心に練習を積んできた。

 対戦相手が決まり、19回目の挑戦が始まる。高橋良は「3年生にとっては最後の大会。悔いの残らないように力を合わせていきたい」と意気込んだ。悲願の1勝は、10人全員の力で勝ち取る。

[2007年6月30日12時39分 紙面から]


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