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赤べこ没収試合/社会人野球

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まさかの没収試合にガックリと引き揚げる岩手21赤べこ野球軍団ナイン
まさかの没収試合にガックリと引き揚げる岩手21赤べこ野球軍団ナイン

<全日本クラブ野球選手権東北大会:岩手21赤べこ軍団0-9郡山ベースボールクラブ>◇22日◇準々決勝

 岩手21赤べこ野球軍団がまさかの没収試合に泣いた。全国大会代表をかけた準々決勝で、郡山ベースボールクラブと対戦。14-0で大量リードした5回表1死、打席に立った代打の選手が大会登録外と分かり、没収試合となった。記録上、0-9の敗戦で全国大会出場への道が絶たれた。

 赤べこ野球軍団が天国から、奈落(ならく)の底に突き落とされた。5回1死から代打で打席に立ち、遊ゴロに倒れた石橋史匡選手(23)が、登録選手外だったのだ。2死になって突然プレーが止まった。バックネット裏の本部がざわつき、違反を指摘。約20分の中断の後、球審が場内説明で没収試合を宣告した。14-0と圧倒的なリードをしながら一転、規定により0-9の敗戦。地元岩手・矢巾町から駆けつけた応援席からは「何やってんだ!」と怒声も響いた。

 今大会優勝候補の1番手。チームはクラブ全国一を目標に掲げたが、本大会への道が絶たれた。羽生田忠克監督(43)は開口一番「信じられない」と肩を落とした。石橋はチームに合流してまだ2週間程度。経験を積ませる意味合いもあった。県予選には登録されていたが、チーム側の手違いで今大会、登録申請から漏れていた。同監督は「こちらのチェックミス。こういう形で負けて申し訳ない」と放心状態で話した。

 試合後、球場の外でミーティングを終えた選手たちは、ガックリと座り込んだ。声ひとつ出ない。この日、公式戦初先発したWBCオーストラリア代表のウェイン・ラングレン投手(25)は「信じられない。こんな経験は初めて。先発もうれしかったし、調子も良かったが」。今年、残る全国大会は都市対抗と日本選手権のみ。30日からは都市対抗東北2次予選(福島・あづま球場ほか)が始まる。羽生田監督は「切り替えていかないと。終わったことはしょうがない」とぼうぜんとしながら話すのがやっとだった。【清水智彦】

[2007年6月23日12時32分 紙面から]


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