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一関一、光星学院突破/高校野球
<春季高校野球東北大会:一関一3-2光星学院>◇2日目◇8日◇こまちスタジアム◇2回戦
一関一(岩手)は3-2で前年覇者の光星学院(青森)に競り勝った。8回裏2死一、三塁で代打佐々木皓平(3年)が右前に決勝打。昨年は初戦で仙台育英(宮城)に0-21と記録的大敗を喫したが、今年は優勝候補を破っての春初勝利だ。
岩手県屈指の進学校であり古豪の一関一が、念願の春初白星だ。決めたのは背番19の佐々木皓だった。8回裏2死一、三塁、代打で登場し、初球を迷わずフルスイング。たたきつけた打球は一、二塁間を抜けた。理系で数学が得意という佐々木皓は「計算通りには行きませんでしたが」と笑った。
公式戦での打席は県2回戦の前沢戦だけだ。だがそのときも中前打を放った。鈴木浩監督(36)も「先週の練習試合(横手戦)では本塁打も打っている。チームで一番思い切りバットを振れる選手」と評価する、切り札的存在だった。佐々木皓は「これからもできる仕事を精いっぱいやるだけ」とメガネの奥の瞳を輝かせた。
投手陣も踏ん張った。菅原淳、新沼悠太(ともに3年)のリレーで相手打線を2点に抑えた。昨年は準優勝した仙台育英に大敗。新沼-菅原淳-新沼のリレーで21点を失った。県第1代表で臨んだ自信は打ち砕かれた。新沼は「自分の力はこんなもんだ」と悟った。その後、練習1つ1つの精度を上げた。制球を良くするため「走る量もとにかく増やした」という。
再び県NO・1となって戻った春。6回から登板した新沼は9回、最終打者にこの日最速の138キロを記録した。昨年優勝校を相手にチームも春初勝利を挙げた。1年たち、成長を結果で実感した。「強い私立の、ベストのチームと戦って、自分らの野球ができた。自信になる」と新沼は胸を張った。【清水智彦】
[2007年6月9日12時13分 紙面から]
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