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弘前V候補破る/高校野球

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7回裏弘前は2死一、二塁、3番菊池が左本塁打を放つ。捕手は鳥谷部
7回裏弘前は2死一、二塁、3番菊池が左本塁打を放つ。捕手は鳥谷部

<春季高校野球青森県大会:弘前6-1八戸工大一>◇20日◇五所川原市営野球場ほか

 青森は、名門進学校の弘前が、昨秋県大会優勝、東北大会ベスト4の優勝候補・八戸工大一を6-1で破る金星を挙げた。7回裏に3番菊池和紀三塁手(3年)が決勝3ランを放ち、左腕藤田陽介(3年)が4安打10三振の好投で八戸工大一を抑え込んだ。山形は、昨秋県大会王者で、今春センバツの「21世紀枠」東北地区候補の上山明新館が10-0の5回コールドで鶴岡工を下し、7年ぶり3度目の4強入りを決めた。

 弘前のベンチ、応援席から大歓声が上がった。1-1で迎えた7回裏、2死一、二塁で菊池が豪快な左越え3ランを放った。勢いは止まらず、8回にも1番・柴秀樹中堅手(3年)のタイムリーで2点追加。最後は、藤田が10個目の三振で締めた。

 菊池は「してやったりの気持ち。最後の年にやっと勝てた」とにっこりだ。弘前は春季県大会で過去2年、初戦で八戸工大一と当たり敗れた。菊池は1年から試合に出ていた。3度目の正直、3年生の3番打者で三塁手の菊池が、公式戦3本目のホームランで金星の手応えを味わった。

 雨で流れた試合の仕切り直しだった。前日(19日)はエースの工藤悠太(3年)が1回表、八戸工大一に5点を奪われた。だが雨が激しくなり、この攻撃が終わったところで中断。劣勢な試合はノーゲームとなった。五十嵐喜代敬監督(32)も「野球の神様がチャンスを与えてくれた。それに応えてナインが成長ぶりをみせてくれた」と、喜びを隠せない。

 71年センバツ出場の古豪で、青森の御三家といわれる進学の名門。「1人1人が考える野球」がモットーだ。仕切り直しまでの1日、五十嵐監督もナインも、作戦を冷静に分析し直した。その結果、この日は2枚看板の1人の藤田が登板した。八戸工大一の機動攻撃に対する各野手の動き方も再確認。2回裏には相手のお株を奪う盗塁やスクイズで先取点を挙げた。

 藤田は「相手は強豪、プレッシャーもあったけど、みんながよく守ってくれたおかげ。次もこんな試合をしたい」と笑顔をみせた。【北村宏平】

[2007年5月21日12時42分 紙面から]


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