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八戸大・桜田1季6勝でV/北東北大学

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3季ぶり8度目の優勝を決めた八戸大の部員たちは笑顔で「1番」ポーズ
3季ぶり8度目の優勝を決めた八戸大の部員たちは笑顔で「1番」ポーズ

<北東北大学野球春季リーグ戦>◇最終週初日◇20日◇青森県営野球場

 八戸大(青森)が3季ぶり8度目の優勝を決めた。八戸工大に7回コールド9-2で圧勝、2位富士大(岩手)が0-1で青森大に敗れたため、最終日を前に優勝が決まった。エース左腕、桜田裕太郎(2年=神奈川・横浜)が5回1失点で、リーグタイのシーズン6勝目。9戦中8戦に登板する鉄腕で、リーグ制覇の立役者となった。八戸大は、全日本大学野球選手権(6月12日~17日、神宮球場ほか)への2年ぶり5回目の出場権を獲得、1回戦で九州地区大学野球連盟の別府大(大分)と対戦する。

 投げ続けた鉄腕に、ようやく安堵(あんど)の表情が浮かんだ。桜田は「正直なところ、疲れがありました。体が動かなかった。でも自分がチームを引っ張るんだという気持ちで投げてきた」と胸を張った。

 この日の出来は、1年時を含めて「一番ダメ」と最も悪い内容だった。3回、制球を乱し、押し出しでまさかの先制点を与えた。5回、勝利投手の権利を得て降板。胴上げ投手にはなれなかった。「フォームのバランスを崩して、修正できなかった。情けない」と話したが、納得顔だった。

 8戦に登板、先発に抑えとフル回転だった。前週は2日連続の完投。藤木豊監督(41)は課題を挙げながらも「頑張ってくれた。よく投げ尽くした」とねぎらった。今季途中、持病の腰痛が再発したが、毎日1時間、高圧酸素治療器(通称ベッカムカプセル)に入るなど、蓄積された疲労のケアを欠かさなかった。

 ようやく勝ち取った全国切符だ。「(シニア時代の)中学以来ですね」と笑った。神奈川の名門・横浜高時代は涌井秀章(西武)が1つ上。2年夏にチームは甲子園出場、8強に進出した。桜田は1年秋から登板しながら、春先にヒジを痛めベンチ入りできなかった。エースナンバーをつけた3年時も出場できなかった。遠かった全国を、その左腕でつかんでみせた。

 冬場、球質を変えるため、走り込みとトレーニングで体重を5キロ増やした。「(決勝まで)5連戦、1つずつ力を出し切って戦う。冬から先輩たちを超えるためにやってきたんだから」。八戸大の過去最高は4強。桜田は日本一を見据えている。【清水智彦】

[2007年5月21日12時39分 紙面から]


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