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東北福祉大が2季連続V/仙台6大学
<仙台6大学野球春季リーグ>◇最終節2日目◇20日◇東北福祉大球場
東北福祉大が11-0の5回コールドで東北学院大に先勝し、2季連続52度目の優勝を決めた。ナインは「夢列車 約束」の言葉を胸に、全員野球を敢行。今年1月に心筋梗塞(こうそく)で急逝したチームメート佃真宏内野手(享年21)への哀悼リーグを制した。チームは、21日の同カードに連勝して完全優勝(10戦全勝)を狙う。2年ぶりに出場権を得た全日本大学野球選手権では、1回戦で福岡6大学野球の優勝校と対戦する。
快勝での優勝にも、東北福祉大ナインに、派手なパフォーマンスはなかった。昨春、岸(西武)を擁した東北学院大に、89年春から続く35連覇を阻まれた。その雪辱戦でもあったが、歓喜のシーンはなかった。
井戸順平主将(4年=県岐阜商)は「まだ通過点。全国大会で結果を残し、佃に最高の報告ができるようにしたい」と話した。1月に心筋梗塞で死去したチームメートの佃内野手の遺志を誰もが意識していた。
昨秋の明治神宮大会に出場した佃内野手には、父と交わした約束の言葉があった。全国制覇へ、1つ1つの駅を通過していく意味を込めた「夢列車 約束」だった。その志を受け継いだ東北福祉大ナインにとって、春の王者奪回も、通過駅にすぎなかった。
帽子のひさしに、その言葉を書き込む1番川岸潤(4年=日大山形)は、2安打2打点1盗塁を追加し、計13打点、3本塁打、7盗塁で各部門のリーグ単独首位をキープした。4回には打者10人で5点を挙げた。佃内野手の背番号6を受け継ぎ、打率5割2分2厘でリーグ首位の8番谷和彦(3年=青森・光星学院)は「常に意識しています。佃さんのためにも頑張りたい」と、個人タイトル獲得にも意欲を見せた。
今季からエース番号18を背負った朴木(ふのき)徹(4年=岩手・専大北上)が4安打無失点。女房役の9番井上結貴(3年=宮崎・日南学園)も2回の先制二塁打を含む2安打3打点と活躍した。山路哲生監督(40)は「飛び抜けた選手はいないが、それぞれが自分の役割を果たしてくれた。技術だけでなく、人に負けないものをアピールして自分たちがやってきたことが出せればいい」と話した。「夢列車」は、止まらない。【佐々木雄高】
[2007年5月21日12時37分 紙面から]
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