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ジャイロ宮下完封/南東北大学野球

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最後の打者を三振に打ち取り、ガッツポーズの宮下
最後の打者を三振に打ち取り、ガッツポーズの宮下

<南東北大学野球春季リーグ:東日本国際大4-0石巻専修大>◇第5週◇最終日◇福島・開成山球場

 ジャイロボーラーが、優勝に望みをつないだ。東日本国際大(福島)が4-0で石巻専修大(宮城)に快勝した。先発の横手右腕、宮下淳投手(3年=いわき総合)が魔球「ジャイロボール」を駆使し3安打完封。チームは通算7勝2敗となり、順延となっていた19日のいわき明星大戦(福島)に勝てば、日大工学部(福島)と並び20日のプレーオフで対戦する。

 Rソックス松坂が投げるとされ、全米を騒然とさせた「ジャイロボール」。その使い手が福島にいた。東日本国際大の2番手投手、宮下だ。敗れれば優勝争いから後退する大一番で、10奪三振の完封劇。「プレッシャーもあったが、楽しく投げられた」と笑った。

 大きな代償で得た魔球だった。05年、1年春の第2戦で先発。投球練習中に「ブチッと音がした」と右ひじのじん帯を断裂した。同年9月、右手首のじん帯を移植する大手術を受けた。投球再開は翌06年7月から。「手首が硬くなって、スライダーを投げるときにひねれなくなった」という。だが受ける捕手に言われた。「お前の直球、ジャイロになってるぞ」。いつも通り投げる真っすぐが、らせん回転していた。

 「ストレートが変化するから、打者もタイミングが合いづらいのでしょう」と宮下は分析する。残り1戦、勝てば2敗同士のプレーオフだ。日大工学部には6日、7回1/3を2失点に抑えながら敗れた。「自分の特長を生かした投球で勝つ。リベンジしたい」と宣言した。【清水智彦】

[2007年5月14日12時34分 紙面から]


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