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東北福祉大・川岸3号&3冠/仙台6大学

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東北福祉大4回表2死一塁、1番川岸(左)が左翼へ本塁打を放つ
東北福祉大4回表2死一塁、1番川岸(左)が左翼へ本塁打を放つ

<仙台6大学野球春季リーグ>◇第5節初日◇12日◇宮城・鹿島台中央野球場

 ともに勝ち点3で首位の全勝対決は、東北福祉大が7-3で仙台大に先勝した。今年から先頭打者を務める川岸潤(4年=日大山形)が4回表、リーグ単独首位になる3号本塁打をマーク。11打点6盗塁でもそれぞれトップに立つ活躍で、52度目の優勝に突き進む。

 東北福祉大の核弾頭・川岸が2季連続52度目の優勝と個人タイトル獲得を射程にとらえた。3打席目の4回表2死一塁。左打席から逆風を突いた打球は、ライナー性の弾道を描いて左翼フェンスを越えた。カウント1-1からの会心のジャストミート。一、二塁間で大きく右腕を突き上げた川岸は「逆風だったのでファウルにならないかと心配しました」と振り返った。

 本塁打王を獲得した昨秋と並ぶ今季3本目。2打点を追加し、内野安打で出塁した8回には盗塁も決めた。本塁打、打点、盗塁の3部門で並んでいた3番井戸順平主将(4年=県岐阜商)をリードした。リーグでは89年以来18年ぶり、史上2人目の2季連続本塁打王獲得の期待が掛かる。夕食後、約3時間の素振り練習と筋力トレーニングを欠かさない川岸は「数字は気にしていません。チームのためにチャンスが回ってきたときに打ち、盗塁も走れるときに走っているだけ。初回に出塁できなかったのが反省」と自覚十分だ。

 帽子のひさしの裏には「夢列車 約束」の書き込みがある。1月にチームメートの佃真宏さん(享年21)が心筋梗塞(こうそく)で他界。昨秋の神宮大会に出場した佃さんが、全日本大学野球選手権までの道のりを通過駅になぞらえ、父親と約束した言葉を受け継いでいる。志半ばで倒れた仲間を思い、チーム全員が練習前に黙とうする。川岸は「(約束を果たすために)絶対に負けられない。チャレンジャー精神で一戦必勝です」と優勝へのレールを見据えた。【佐々木雄高】

[2007年5月13日12時15分 紙面から]


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