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仙台育英打線が佐藤由撃ちセンバツへ自信
今春のセンバツ高校野球(3月23日開幕・甲子園)に出場する仙台育英は、2次キャンプ4日目の20日、千葉・JFE犬成野球場で今年初のシート打撃を行った。武子仁大主将(2年)を中心に打線がアピール。プロ注目右腕の佐藤由規投手(2年)から打者8人が本塁打を含む5安打3四球と、好調な仕上がりを見せた。
センバツ出場が決定した1月26日、武子主将は「由規の足を引っ張らないように、冬場は打撃練習を主体にやってきた」と言い切った。その成果は、この日行われた今年初のシート打撃で証明された。
小雨ちらつくマウンドにはエース佐藤由が立った。今秋ドラフト1巡目候補から、いきなり橋本到中堅手(1年)が左中間二塁打で口火を切った。さらに、4番高橋巧右翼手(2年)はスライダーを狙い打ちで、左翼芝生席に飛び込む特大本塁打。7番・武子主将も中前へはじき返した。結局8人の打者が5安打3四球、けん制で1人刺された以外、佐藤由からアウトを奪われることがなかった。武子は「秋に比べ、打球の距離と速度が違ってきた。冬場の効果は出ている」と話した。
打撃が課題であることは、選手たちは自覚していた。昨夏の県大会決勝は東北との投手戦になり、延長15回0-0の引き分けで、ようやく再試合(6-2)で振り切った。センバツ出場を当確にした昨秋の東北大会決勝では、聖光学院(福島)に6回まで無得点で終盤に追い付き、延長10回(3-2)でサヨナラ勝ち。「由規だけに頼れない」という気持ちが打線の冬場の特訓を促した。通常よりも300グラム重い1200グラムのバットを振り込みパワーを付けた。一方200グラム軽い700グラムのバットで、ヘッドスピードを養った。ティー打撃は連日500球を超えた。
この日の佐藤由は7割程度の力で投げた。それでも、武子は「球自体は、今まで対戦したどの投手よりも切れがあった。あらためて敵じゃなくてよかったと思った」と言う。最高の練習相手を打ち込んだ打線が、センバツへ向けて大きな自信を得た。【塩谷正人】
[2007年2月21日11時15分 紙面から]
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