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七十七銀行が初勝利/社会人野球

先発の千葉は4回2/3を2失点と力投
先発の千葉は4回2/3を2失点と力投

<社会人野球日本選手権>◇5日目◇22日◇京セラドーム大阪◇2回戦

 悲願の初勝利だ。3年連続4度目出場の七十七銀行(宮城)が4-2で倉敷オーシャンズ(中国・岡山)を下し、8強入りした。先発した2年目の千葉政彦投手(24=東海大)が4回2/3を2失点と力投。後を受けた左腕奥山幸保投手(32=東北学院大)ら2番手以降も相手打線を無安打に抑えるなど、若手、ベテラン4投手のリレーで逃げ切った。

 4番手で登板したルーキー植松良太(23=八戸大)が最後の打者を二塁ゴロに抑えると、ベンチから一斉にナインが飛び出した。4度目の挑戦となる大阪で、初めて勝利をつかんだ。「うれしいですねえ」と村瀬公三監督(39)は喜びをかみしめた。千葉、奥山、海老沢誠(31=東海大)、植松とつないだ4投手のリレー。「若い投手は本当に頑張ったし、ベテランも経験を出した」とたたえた。

 試合をつくったのは千葉だった。学生時代に大学選手権での登板経験はあるが、社会人では初の全国マウンド。しかも先発という大役を任された。「最初はさすがに緊張しましたが、投げているうちに楽しくなった」と4回2/3を2失点と責任を果たした。

 第77回大会だった都市対抗出場を逃した夏場、村瀬監督は補強選手以外の残ったメンバーに過酷な練習を強いた。「走る、投げる、キャッチボール。単純な練習を延々と繰り返した」。投手陣も例外ではなかった。「投げないときは走ってばかり。サーキットトレや中距離、ダッシュとか。やることを一通りやったから自信になった」と千葉。これまで公式戦の登板は少なかったが、9月の選手権東北予選では準決勝の岩手21赤べこ軍団戦で完封勝利を挙げた。この日も右横手から自己最速の142キロをマークするなど、成長の証しを見せた。

 ベテランも負けていない。2番手の奥山は1点差の5回2死一、二塁から登板、中飛に打ち取ると以降もピシャリ。7回無死二塁のピンチもフォークで連続三振を奪い、海老沢につないだ。奥山はTDKの補強選手として都市対抗日本一を経験した。だが登板は1度もなかった。母松枝さん(63)妻暁子さん(33)が全試合観戦する中「投げてる姿を見せたいとは思った」。この日も訪れた2人に初勝利の晴れ姿を披露した。準々決勝(24日)は名門の日本生命戦。「1人でも1球でも、前でも後ろでも投げる」と4強入りへ意気込んだ。【清水智彦】

[2006年11月23日11時28分 紙面から]


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