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仙台育英2年連続で四国巡礼

 来春のセンバツ高校野球出場が確実視される仙台育英(宮城)が12月3~9日、昨年に続き2度目の四国巡礼を行う。88カ所の霊場をめぐる遍路の旅。昨年は、第48番札所・清滝山西林寺(愛媛県松山市)~第70番札所・七宝山本山寺(香川県富中町)までの計23カ所を巡礼。エース佐藤由規(2年)ら16選手が参加する今年は、第1番札所・竺和山霊山寺(徳島県鳴門市)~第27番札所・竹林山神峰寺(高知県安田町)までの27カ所をめぐる予定だ。

 生かされていることに感謝することから命名された「至誠真勝の旅」。特に2年生にとっては、昨年5月、飲酒運転の事故に巻き込まれて亡くなった同級生3人の死を悼む旅でもある。2年連続の巡礼になる佐藤由は「(昨年は)多くの人と出会え、スポーツをしながらいろいろなことを経験できることに幸せを感じています」と語った。初巡礼になる武子仁大主将(2年)も「(亡くなった)3人のためというよりも一緒に歩きたい。いろいろなことを考え、自分が変わった姿を見せられるようにしたい」と自己変革の旅と位置付けている。

 ジャージ姿につえと数珠を手にした選手は毎日、午前6時起床、午後9時就寝の予定で1日平均6~8時間を歩いて各札所をめぐる。世話になる宿坊では読経や雑務をこなしながら、心身両面の修行も図る。安全上の問題から1、2年生39人の全員参加はできないが、巡礼期間中は残った23選手も多賀城市の母校グラウンドから塩釜神社間を毎日往復する予定だ。

 昨年の巡礼後は各選手の礼状などを通して人の輪も広がった。鎮魂と感謝。佐々木順一朗監督(46)は「いろいろなとらえ方はありますが、何かのきっかけになれば」と選手の人格形成の一助と期待している。【佐々木雄高】

[2006年11月19日11時2分 紙面から]


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