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東北学院大・岸連覇ならず/大学野球

東北学院大の岸(右)は試合後、菅井監督にねぎらわれて涙する
東北学院大の岸(右)は試合後、菅井監督にねぎらわれて涙する

<仙台6大学野球秋季リーグ:東北福祉大5-4東北学院大>◇最終日◇25日◇仙台市・東北福祉大野球場

 東北福祉大がドラフト希望枠で西武入りが確実視される東北学院大・岸孝之投手(4年=宮城・名取北)の連覇の夢を打ち砕いた。1勝1敗で迎えた優勝決定戦、9回逆転勝ちで2季ぶり51度目の優勝を飾った。

 岸は試合後、泣き崩れるチームメートを思いやるなど気丈に振る舞った。だが菅井徳雄監督(49)に「お疲れさま。この悔しさをかみしめて上でやってくれ」と声を掛けられると、込み上げるものを抑え切れなくなった。「みんなで思い切りやった結果。悔いがないといったらうそになるけど、このメンバーでやれて本当によかった」と大学4年間の野球生活を振り返った。

 6月の東北大学野球選手権準決勝(青森大戦)に続く「魔の9回」だった。3-2とリードし、連覇目前の9回表。3連続安打で同点に追いつかれた。決勝点は1死二、三塁から、三ゴロの本塁悪送球だった。それでも後続を2者連続三振。8回を除く毎回の12三振を奪った。さらに4回表1死三塁のピンチでは投前スクイズを本塁にグラブトス。8回表1死三塁では、やはり投前スクイズに素早く反応して、三塁走者をタッチアウトに仕留める好フィールディングも披露した。

 先勝した23日の初戦で延長11回を投げ抜き、中1日で疲れは残っていた。だが8回にはこの日最速の149キロをマーク。相手の山路哲生監督(40)も「(前々日に)170球以上投げて、これだけの投球ができるのはすごい」と舌を巻いた。11月のインターコンチネンタルカップ(台湾)とアジア競技大会(カタール・ドーハ)の日本代表候補に挙げられている岸は「いい機会なので出てみたい」と意欲的だ。「課題は全部。技術も体もまだまだです」とプロ入りへ、ステップアップを誓った。【佐々木雄高】

[2006年9月26日11時40分 紙面から]


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