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岩手大が青森大の連勝止める/大学野球

- 延長10回裏、千葉の左犠飛でサヨナラのホームへ滑り込む岩手大・西
<北東北大学野球秋季リーグ:岩手大3-2青森大>◇第4週初日◇9日◇岩手・市営花巻球場
岩手大が延長10回、3-2で青森大にサヨナラ勝ちした。10回1死満塁から指名打者の千葉秀幸(1年=岩手・花巻東)が左翼へ決勝犠飛を放った。投手も中屋敷聡(1年=青森・光星学院)が2失点完投するなど、1年生コンビで青森大の連勝を6で止めた。青森大・森内寿春投手(4年=青森・八戸工大一)の今春からの連勝は、リーグタイの10でストップした。
国立の雄が春の王者の連勝を6で止めた。10回に決勝犠飛の千葉秀は、4回に一時同点となる適時打を放ったが、3三振を喫していた。それでも「スイングは負けていない。ボールとバットが少しずれていただけ」と不安はなかった。1死満塁で沢村省逸監督(42)はスクイズも考えた。初球、2球目と千葉秀にバントの構えをさせ、様子を見た。「(千葉が)バントができそうに見えなかったので打たせた」。その3球目「併殺だけがイヤだったので高めの球を待った」と千葉秀は狙い通り外野に運んだ。大学入学後初のサヨナラ打だ。
10回を完投、2勝目を挙げた中屋敷はもはやエースだ。プロ注目の相手4番下山学(4年)とも真っ向勝負。9回に勝ち越しの適時打を許したが「シングルで終わっていたんでラッキー」と余裕すら見せた。高校では投手ながら主将を務めた。沢村監督は「勝負根性がある。厳しいチームでいろいろな役回りをしたことが生きている」と評価した。
4年生の発奮もあった。沢口謙太朗三塁手(4年)は2回、右腕に死球を受け、送球もできないほど痛みがあった。耐えかねて、腰痛の伊藤秀平右翼手(2年)が持参していた痛み止めの座薬を5回に用い、出場を続けた。その姿がチームにも闘魂を注入した。これで秋田経法大と並び3位。97年秋以来のAクラス入りも視野に入ってきたが、沢口は「まだ上に行ける可能性がある。残り3試合全部勝つ」とどん欲だった。【清水智彦】
[2006年9月10日12時5分 紙面から]
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