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東北学院大・岸13奪三振の力投/大学野球

東北学院大の岸は7回を毎回13奪三振で、リーグ通算308奪三振
東北学院大の岸は7回を毎回13奪三振で、リーグ通算308奪三振

<仙台6大学野球秋季リーグ:東北学院大9-1東北工大>◇第3節初日◇9日◇仙台市・東北福祉大野球場

 東北学院大のプロ注目右腕・岸孝之(4年=宮城・名取北)がまたしても「ドクターK」ぶりを発揮した。東北工大戦で今季3度目の先発。7者連続を含め、先発全員となる毎回の13奪三振の力投を見せ、9-1で7回コールド勝ちした。全勝を守り、リーグ通算308奪三振とした。

 岸が「いつも通り」の快投でチームを勝利に導いた。初回の2番打者から3回の8番打者まで7者連続三振。初回裏には2死からこの日最速の149キロの速球で相手3番打者を見逃し三振に仕留めた。2回2死からは、6番打者を遊び球なしの3球スライダー勝負で見逃し三振にきり、リーグ通算300奪三振を達成した。完封目前の7回裏、連続四球と連打で1失点した岸は「(通算奪三振も連続三振も)気付かなかったし、三振も狙ってはいなかった。調子は普通で、最後はどこがおかしいかも分からなかったけれども、反省です」と淡々と振り返った。

 03年春、宮城教育大戦の9回裏から3番手でリーグデビュー。1死二塁から相手5番打者から空振り三振を奪って以来、登板42試合で積み上げてきた奪三振数は、この日で308個に達した。歴代通算奪三振の記録は、リーグに残っていない。岸は「新記録ならうれしいけど、今日の1個目の三振すら覚えていませんから」と屈託のない笑顔を見せた。

 地元楽天に巨人、西武の3球団からあいさつを受けている。1年春のリーグデビュー時の捕手は、当時3年の巨人星孝典(24)だった。ネット裏の巨人大森剛スカウトは「(プロでも)もちろん星とバッテリーを組んでほしいね」と期待した。西武鈴木葉留彦スカウト部長も「いいのは2年のときから見ているので分かっている。最上級の評価は変わらない」と獲得に意欲を見せた。

 記録にも、騒がしくなってきた周囲にも、岸は動じない。「前よりも考えて投げられるようになった。注目されるのうれしいし、プレッシャーよりも励みになる」と大物ぶりを見せつけた。【佐々木雄高】

[2006年9月10日12時4分 紙面から]


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