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仙台育英・佐藤の鉄腕が名門復活支えた

仙台育英を支えた佐藤の鉄腕。来年も期待
仙台育英を支えた佐藤の鉄腕。来年も期待

<全国高校野球総括(3):仙台育英>

 全国49代表の大トリで出場切符を得た5年ぶりの甲子園で、「IKUEI」のユニホームが躍動した。

 やはり大黒柱佐藤由規投手(2年)の存在は大きかった。2試合17イニングで24三振を奪い、鮮烈な甲子園デビューを飾った。初戦の徳島商戦は、県大会決勝から中5日での登板となった。延長15回再試合となり、2日間で374球を投げ抜いた同決勝の疲労を感じさせず、散発5安打1失点の好投を見せた。2回戦の日大山形戦は自らの暴投からリズムを崩し、6失点で8回降板となったが、毎回の13奪三振と意地を見せた。精神面も含め今後の成長が期待される逸材。甲子園でもストレートは最速145キロを記録した。

 打線も徳島商戦が10安打、日大山形戦が11安打と2試合連続2ケタ安打を記録するなどシャープな振りを見せた。日大山形戦も、2-4で迎えた5回裏2死満塁、斎藤泉捕手(3年)の放った左中間への大飛球が抜けていれば、試合の行方はわからなかった。2試合2失策と守備も安定していた。2つとも投手の佐藤が記録したもので、野手に失策はなかった。

 チームは宮城県勢甲子園50勝、佐々木監督(46)同10勝と節目の勝利を飾った。同監督の教えでもある「苦しいときこそ笑顔で」を実践し、さわやかに甲子園を去った選手たちは、見事に名門復活の扉をこじ開けた。【塩谷正人】

[2006年8月24日12時19分 紙面から]


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