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東北10連覇逃し準メダルに涙/高校野球

東北対仙台育英 敗戦に涙を流す東北ナイン(撮影・栗山尚久)
東北対仙台育英 敗戦に涙を流す東北ナイン(撮影・栗山尚久)

 東北は03年夏から続く県大会10連覇を逃した。現チームにとって、初めての準優勝メダルを胸に下げたナインは涙を流した。不運だった。2回1死、主将の河辺健利一塁手(3年)がゴロを痛恨の後逸。これが先制点につながってしまった。「自分がエラーして負けてしまったので、みんなに申し訳ない。自分が試合をつぶしてしまった」と号泣。主将の責任感が、自分を責めさせた。

 4回に無死満塁の絶好機を迎えた。だが3者連続で打ち取られて無得点に終わり、これが後に響いた。5回に倉田龍之介遊撃手(3年)の三塁打で1点差に詰め寄ったが、満塁で追加点を逃した。8回は宇野竜之介捕手(2年)の二塁打で2点目を挙げたが、届かなかった。

 県屈指のスラッガー、成田恭佑中堅手(3年)も不発に終わった。第2打席から3打席連続で敬遠気味に歩かされた。勝負どころで塁が空き、場面に恵まれなかった。最終9回の打席で真っ向勝負となったが、佐藤のスライダーに空振り三振を喫した。「歩かされたのはしょうがない。勝負したときのボールは、それまでとは全く違った。ボールをよく見ることができなかった」と悔やんだ。

 強力打線も当たりが相手野手の正面を突くなど、ツキに見放された。五十嵐征彦監督(30)は「みんなよくやってくれた。監督が未熟だった。監督の責任です」と選手をかばった。河辺は「後輩はしっかり練習して見返してほしい。甲子園に出て、悔しさを晴らしてほしい」と託した。このままでは終われない。仙台育英とのライバル対決は、今後も続く。【栗原弘明】

[2006年8月2日11時42分 紙面から]


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