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福祉大初代王者!10回サヨナラ/大学野球

3回途中から救援した東北福祉大の松田は、6回を2安打無失点と好投
3回途中から救援した東北福祉大の松田は、6回を2安打無失点と好投

<東北地区大学野球選手権:東北福祉大4-3青森大>◇最終日◇25日◇仙台市青葉区・東北福祉大球場◇決勝

 東北福祉大(仙台6大学)が延長10回、4-3で青森大(北東北)にサヨナラ勝ちし、初代東北王者に輝いた。同点で迎えた延長10回裏1死二塁。9番狩野卓也(4年=群馬・前橋工)の左中間二塁打で勝負を決めた。投げては3回途中から救援した4年生右腕・松田大(東京・八王子)が6回を2安打8奪三振無失点と好投。今春のリーグで35季連続優勝を逃した悔しさを、チーム一丸の全員野球で晴らした。

 東北福祉大が秋の明治神宮野球大会出場に向けて復活ののろしを上げた。3-3で迎えた延長10回裏。狩野の適時二塁打で二塁走者・伊藤啓太郎(3年=北海道・東海大四)がサヨナラのホームイン。スタンドからは今春のリーグで果たせなかった色とりどりのテープが舞った。

 カウント1-0から自身初のサヨナラ打を放った狩野は「外角高めのストレートでした。エラーしていたので決めてやろうと思っていた」と振り返った。2回表、自らの失策が満塁のピンチを招き、押し出しの先制点につながった。だが、その裏には同点の押し出し四球を選ぶなど、2安打3打点と活躍。汚名返上に安どの表情を見せた。

 投げては3回表1死二、三塁のピンチで救援した松田が踏ん張った。替わり鼻の初球をたたかれ、2点を取られたが、8回まで毎回の8奪三振。相手7番打者を除く先発8人から三振を奪い、最優秀投手賞を獲得した。今春リーグでは4戦勝負にもつれ込んだ東北学院大戦の2戦目でリーグデビュー。同4戦目で初先発したが、いずれも負けゲームになる悔しさを味わった。大学生活最後の年に投手ローテーションの一角に食い込んだ遅咲き投手は「(投手賞獲得に)信じられない。びっくりしました」と笑顔を見せた。

 チーム一丸の総力戦でつかんだ初代東北王座。全国出場を逃したリーグ終了後には、山路哲生監督(40)を筆頭に、部員124人全員が頭を丸刈りにして集中力を高めた。神宮開幕の6日から4日間の特別練習では、打撃陣は1日1000スイング、投手陣は計700球のノルマを背負って雪辱を誓った。

 前日24日の石巻専修大(南東北)に続いて、今春の神宮出場チームを撃破したホーム球場での優勝。だが山路監督は「リーグ優勝したわけでも、日本一になったわけでもない。精神面を含め、プレッシャーを背負った時に本当の自分のプレーができるように高めていきたい」とさらなるレベルアップを求めた。【佐々木雄高】

[2006年6月26日11時29分 紙面から]


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