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岸15Kも東北学院大逆転負け/大学野球

- 9回表に逆転された東北学院大の岸は、佐藤仰左翼手に慰められてベンチに戻る
<東北地区大学野球選手権:東北大6-4東北学院大>2日目◇24日◇仙台市・東北福祉大球場◇準決勝
東北学院大(仙台6大学)のプロ注目右腕・岸孝之(4年=宮城・名取北)がまさかの逆転負けで決勝進出を逃した。15奪三振の力投も、2点リードの9回表1死満塁から押し出し四球と走者一掃の三塁打を浴び、4-6で青森大(北東北)に敗れた。初の大学日本代表として7月下旬から日米大学野球(米国)世界大学野球(キューバ)に出場する岸は、飛躍を誓った。
勝利を確信してマウンドに立った9回表。自信に満ちていた岸の表情が一変した。先頭打者を四球で歩かせ、さらに連打で招いた1死満塁のピンチ。押し出し後、相手9番打者にカウント0-1から投じた156球目。真ん中高めに浮いた138キロの直球は左中間に運ばれた。岸は「(相手打線が)真っすぐを狙っているのは分かっていた。初回から変化球でかわしてきたのに、最後の最後に直球で勝負してしまった」と強気の勝負を悔やんだ。
大学選手権以来、18日ぶりの公式戦登板だったが、調子は悪くなかった。球速も148キロをマークし、3回までは打者3人ずつに抑えた。5回表にスクイズと失策で同点に追い付かれたが、その後の1死満塁から6者連続三振を奪うなど、いつも通り「ドクターK」ぶりを発揮した。
チームにとっては「魔の9回表」だ。大学選手権開幕戦(6日=九州東海大)では2死から逆転された。この日も4番安田慎太郎(4年=仙台)の大会1号2ランも、9番服部洋平(4年=日大山形)の一時は勝ち越しとなる中前打も、報われなかった。岸は「すべて自分の責任です」と肩を落とした。
だが、うなだれてばかりもいられない。7月下旬から日本代表として、初の国際試合に挑戦する。「ほかのピッチャーの考え方を学んで、秋に生かしたい」。チームとしても初めて日本代表選手を送り出す菅井徳雄監督(49)は「質の違いを感じて、チームにフィードバックしてくれれば」と大黒柱のさらなる成長に期待した。【佐々木雄高】
[2006年6月25日11時37分 紙面から]
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