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東北学院大35季ぶりV王手/大学野球

ベンチからじっと戦況を見つめる岸(左から3人目)
ベンチからじっと戦況を見つめる岸(左から3人目)

<仙台6大学野球春季リーグ:東北学院大6-3東北工大>◇第6節初日◇19日◇東北福祉大野球場

 東北学院大が35季ぶりVへ、雨も味方にした。6-3の7回途中降雨コールドで東北工大を下し、優勝へ王手をかけた。初回、2番本郷智之中堅手(4年)の中前打など4安打で4点を先制。1点差に詰め寄られた5回表には、3番大友洋幸遊撃手(2年)の右越え三塁打で加点、再び突き放した。プロ注目の岸孝之投手(4年)は登板せず、明日21日、優勝をかけた大一番に先発する予定だ。

 30分間の中断の後、試合終了が決まると、東北学院大ベンチから歓喜の声が起こった。選手たちは「ヨッシャー」とハイタッチを何度も繰り返した。

 試合開始前から、小雨交じりだった。途中、濃霧での中断もあった。6回を終了した時点で試合は成立。その直後の7回表から、雨脚が激しくなった。雨天コールドでの勝利に、菅井徳雄監督(49)は「天も味方してるのかな」と笑顔を見せた。「こうなることは予想できていた。選手には1点でもいいから、勝っている状況でいろと話していた」という。

 初回の攻撃は鮮やかだった。先頭の指名打者、佐藤慎也がいきなり右越えに三塁打。続く本郷が、中前にはじき返し、わずか2分で先制した。相手ミスにも乗じて一気に4点を奪った。前日から「東北福祉大、仙台大戦のようにモチベーションを高く持て」と菅井監督は指示していた。それに応えるかのような、鮮やかな先制劇だった。

 この日の先発はエース岸ではなく、樵康裕投手(3年)にマウンドを預けた。「練習では調子が良かったんだけど、腕が振れてなかったね」(菅井監督)。それでも4回を3点でしのぎ、長谷川貴志投手(4年)にバトンタッチした。濃霧で味方が飛球の処理に苦しみ、走者を許した。しかし2回を無失点に抑えた。「やっぱり4年生。彼はベンチにもいいムードを与えてくれる」と指揮官は絶大な信頼を寄せた。

 これでついに、88年秋以来の悲願の優勝に王手をかけた。菅井監督も「あと1勝。それだけです。21日(第2戦)は、最終戦だと思って戦う」と語気を強めた。【清水智彦】

[2006年5月20日10時49分 紙面から]


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