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八戸大ルーキー桜田が7連続K/大学野球

7連続奪三振のリーグタイ記録を達成した八戸大桜田
7連続奪三振のリーグタイ記録を達成した八戸大桜田

<北東北大学野球春季リーグ:八戸大5-3青森大>◇第3週最終日◇8日◇グリーンスタジアムよこて

 八戸大のスーパールーキー、桜田裕太郎(1年=神奈川・横浜)が見せた。青森大との第2戦で、7者連続三振を奪い、00年秋に新倉龍二投手(富士大、当時)に並ぶリーグタイ記録を達成した。9回2死に降板したものの、126球、10奪三振の力投で5-3の勝利に貢献した。チームも4勝2敗で優勝戦線に踏みとどまった。

 絶対に負けられない気持ちを、桜田はボールに伝えた。「(6日の)初戦に敗れたので、全員を三振に取るつもりでマウンドに上がった」。初回、いきなり先頭打者に安打を許したが、送りバントで三塁を狙った走者の暴走に助けられ、一気に2死を得た。そこから、圧巻の奪三振ショーが始まった。

 相手打者のバットが面白いように空を切った。5種類の変化球とキレのある直球を織り交ぜ、3番から3回の9番までまったく打撃をさせなかった。「3、4、5番は長打力がある。思い切って勝負した」。プロ注目の青森大4番下山学右翼手(4年)にも臆せず、見逃し三振に打ち取った。

 桜田の気迫はチームにも乗り移った。3回、不振に悩む3番道広伸一中堅手が先制の適時打を放った。「後のない戦いで、チャンスにも全然打てなくて…本当にうれしかった」。一塁上での「ヨッシャあ!」という雄たけびがグラウンドに響き渡った。

 藤木豊監督もギリギリまで託した。「握力がなくなって、変化球も曲がらなくなってきた」(桜田)という8回に2点差とされ、なおも2死一、二塁のピンチ。マウンドに駆け寄った同監督が「任せた」と桜田のお尻をポンとたたくと、続く打者を内野フライに打ち取り、期待に応えた。

 完投まであと1人という9回2死で降板した。藤木監督は「最後はボールが抜けたからね。でも本当に気が強い選手。打者と勝負する、投手としての資質を備えている」と賛辞を送った。

 6連覇するには、もう負けられない厳しい状況の中で、青森大の連勝を5で止めた。他力本願は変わらないが、優勝の芽もわずかに残った。この日19歳になった桜田は「(残り4戦)すべて勝って、なんとかプレーオフに持ち込みたい」。バースデープレゼントは「優勝」の2文字だ。【清水智彦】

[2006年5月9日12時20分 紙面から]


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