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福祉大逆転勝ちで開幕/大学野球

5回8奪三振の東北福祉大・小迫
5回8奪三振の東北福祉大・小迫

<仙台6大学野球春季リーグ:東北福祉大11-4東北大>◇第1節初日◇15日◇東北福祉大野球場

 35季連続51度目Vへ、順調にスタートした。開幕戦に登場した東北福祉大が、11-4の7回コールドで東北大に先勝した。初回、エース小迫巧(4年=千葉・市松戸)が3ランを浴びたが、6回に打者13人で一気に9点を奪い逆転。力の違いを見せつけた。ルーキーながら7番でスタメン出場した舟田博紀三塁手(1年=福島・聖光学院)は、3打数1安打1打点と結果を残した。第2試合は仙台大が8-3で東北工大を破った。

 エース小迫が満を持して開幕マウンドに立った。しかし初回1死二、三塁といきなりのピンチ。「決めにいったカットボールが曲がらなくて」と東北大4番太田洋捕手(4年)に被弾した。これで目が覚めたのか、フォームに気合がみなぎった。この日の最速は140キロながら、威力ある直球と変化球を織り交ぜ、5回4失点も8三振を奪った。「今日は思うようにいかなかった。打者が打ってくれたから」と味方打線に感謝した。

 その攻撃陣は抜群の破壊力を見せた。2-4で迎えた6回表、同点打を放った9番門間康人中堅手(2年)を一塁に置き、1番山崎信弥左翼手(4年)が右越え勝ち越し三塁打。「エンドランだったので思い切りたたこうと思っていた」と山崎信。これが大量点につながった。

 勢いにルーキー舟田も乗った。この回2度目の打席で、左前にはじき返した。初安打が適時打。新人で開幕先発は、今春卒業した末木晃外野手(JFE西日本)以来の快挙だ。「緊張していました」というが、4打席のうち失策と死球も含め3度出塁と活躍した。聖光学院(福島)時代、吾妻山で山下りを行い、精神鍛錬した。「自然や朝日を見て、自分の悩みは何てちっぽけなんだ」と感じたという。そこで磨いた心の強さが生きていた。

 山路哲生監督(39)は「舟田は粘り強い、いやらしい打者。小迫は立ち上がりがもうひとつだったけど(2回以降)は気持ちを切り替えて投げていた」と評価した。大先輩の阪神金本が世界記録を打ち立て、ドジャース入りした斎藤も活躍。昨年の主力だった巨人福田、楽天松崎も奮闘している。メンバーは大幅に入れ替わったが「ニュー福祉大」はこれから成長しながら勝ち続けていく。【清水智彦】

[2006年4月16日12時5分 紙面から]


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